21.01.20　VOL.24
株式会社神奈川ポスト　代表取締役　菅原　聡 氏
聞き手：専務理事　中丸　博之

横浜駅にて相鉄線に乗り換え鶴ヶ峰にて下車、バスで約１０分、白根小学校にて下車。ローゼン、Cｏｏｐなど有るバス通りから左に入り白根商店街を少し歩くと、その一角に「ＫＡＮＡＧＡＷＡ　ＰＯＳＴ」と名盤の表示がある建物の前に着きました。この度は、業務拡大に伴い平成19年2月に新社屋に移り業績を伸ばしておられる横浜市旭区の株式会社神奈川ポストに訪問させていただきました。

中丸専務：明けましておめでとう御座います。今年も宜しくお願い致します。早速ですが組合ニュースの新春号に神奈川ポストさんのご紹介をいたしたくお伺いいたしました。早速ですが神奈川ポストの起業時期の思い入れをお話していただけますか？

菅原社長：以前にこのニュースで紹介がありました、神奈川県大和市の組合員（有）ウイズパルの上野社長さんと同じです。平成５年、自宅ポストに入っていた「ポスティング加盟店募集」と書かれた一枚のチラシに目が止まりました。そのチラシで神奈川県内をＦＣネットワークするポスティング組織に興味を持ち上野社長さんと共に参画したのが起業のスタートです。DDIから脱サラで始め、当初は夫婦二人三脚で旭区、瀬谷区をスタートさせました。

中丸専務：そうしますともう１５年になられるのですね。法人化されたのはいつごろですか？

菅原社長：平成１４年に有限会社神奈川ポストを設立し、現在の株式にしましたのは平成１７年になります。

中丸専務：現在の配布地域、配布組織はどのようでしょうか？

菅原社長：横浜市は旭区、瀬谷区、泉区、保土ヶ谷区であと相模原市を配布しております。配布世帯数は全体で４２万世帯です。配布員は４５０名で、配布員宅への配布物お届けは自社便です。一部外部委託しております。横浜市と相模原市の配布週を分け、それぞれ隔週で水～金曜日で配布しております。泉区は毎週配布しています。配布スタイルは固定式で基本配布員の住居周辺が担当になります。

中丸専務：大分広いエリアで大変ですね！隔週配布は何か戦略的にですか？

菅原社長：あくまでも配布効率を考えてのことです。隔週配布することにより併配布を重ねることができ、また配布員さんが１回の配布で少しでも多くの報酬になるよう心がけております。

中丸専務：ポスティングにおいて同業他社と異なる特徴的なことがありますか？

菅原社長：横浜市はポスティング業務が大変難しいと言われているなか、当初から固定配布でやってきました。配布員は毎回同じエリアを配布しますので、木目の細かい配布が可能であり配布精度、確実性の高い配布を自負しております。 最近営業案内のカタログを新たに作り単価表を細かくしました。同じＢ４チラシでも１万枚以下から段階的に５０万枚以上を１２段階に受託価格を変えております。この価格表を提示することにより値引き抑制ができるようになりました。また、配布メニューに「プレミアム配布」と言う配布価格があるのも特徴と思います。このコースは単独配布・指定日配布・デイリー報告等クライアントの配布形態希望に全て合わせる配布です。なかなか好評です。 後は、フリーウィーク価格です。他社でも行っておりますが、価格表に入れている会社は少ないと思います。ようは３週間から１ヶ月間配布で低価格で受託するメニューです。

中丸専務：配布期間フリーのメニューとして他社にもありますが、カタログに価格を明示しているところは見たことがありませんね！それにより受注の広がりができますね！今後に対して新しい方向性を考えていられますか？

菅原社長：今の時代の流れの中で、いかにコストを抑えるか、今あるアイテムで底上げをして行くかですね。あらたに営業が入りましたので地域における「神奈川ポスト」の認知度を上げる作業をし、従来と異なる方向でのクライアント確保をしていきたいです。また、従来競合としてきました新聞折込会社との業務提携をしていきます。未曾有の経済危機といわれていますが、消費者は長い間消費をしないではいられなくなり、我慢しきれずに消費が上がってきます。今が底ではないでしょうか！

中丸専務：今後、益々発展されますように。最後になりますが組合に対するご意見、ご要望をお聞かせください。

菅原社長：組合の売上の安定をはかっていただきたい。

もちろん全組合員に委託できないのですが、高い売上で安定することが、組合が不動の組織になるのではないですか。ポスティングのブランド向上にもっと力を入れていただき、クライアントにだけでなく、消費者に対しても、ＴＶＣＭは無理でもラジオＣＭなども良いのではないですか・・・。

中丸専務：本日はお忙しい中ありがとうございました。ご発展を祈念申し上げます。